自転車:安全利用で有識者の初会合 2011年12月01日
国土交通省と警察庁が設置した有識者会議「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会」(委員長・久保田尚埼玉大大学院教授)の初会合が28日、国交省で開かれた。来年3月までに計4回の会合を予定し、今年度中に自転車レーンなど走行空間の整備方法や自転車交通の在り方などをガイドラインとしてまとめる。
初会合では国交省の担当者が、98のモデル地区で自転車レーンなどの整備を進めた事業について「断片的な整備にとどまり、利用が進んでいない」などと課題を報告。自転車の走行空間整備だけでなく、自転車交通のあるべき姿も議論していくことを確認した。
委員でNPO法人「自転車活用推進研究会」の小林成基理事長は、警察庁が打ち出した自転車の車道走行徹底方針を評価したうえで「(自転車と歩行者がともに通る)自転車歩行者道など、国民の勘違いを助長する現状を見直してほしい」と指摘。一方、警察庁の担当者は「自転車乗用中の死亡事故を減らすには歩道に上げた方が安全で、現場では車道に下ろすためらいがある」と語った。
※引用
毎日新聞 2011年11月29日 東京朝刊
「自転車:安全利用で有識者の初会合」
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