自転車:安全な乗り方は 歩道は徐行で歩行者に気配り 2011年11月15日
震災と節電をきっかけに増えたといわれる都市部の自転車通勤。しかし一部の人の無法運転ぶりが、歩行者を危険にさらしている。歩行者にけがをさせれば高額賠償、車と接触すれば自分もけがを免れない。警視庁によると、東京都内では震災以降の半年間(3~8月)で、通勤・通学中の自転車事故は2129件あり、前年同期より5%増えた。電車などの交通機関がマヒした経験から、自転車通勤を始める人が増えたためとみられる。実際、スーツ姿でペダルをこぐ人が目立つようになった。
道路交通法は「自転車は原則車道左側を走る」と定めている。一方で、通行可指定がある場合や、13歳未満の子どもと70歳以上の高齢者は歩道を走っていいという例外規定がある。
日本自転車普及協会の渋谷良二常務理事は、歩道を走る際の注意点として
▽歩行者絶対優先
▽すぐに止まれる速度で走る
▽挙動を知らせるハンドサイン(手信号)を出す--を勧める。
▽歩道上の並走=話しながら走るため前をよく見ておらず、歩行者に衝突する危険が最も高い。中高生や子どもの送迎のお母さんに多い
▽メールを見ながら、打ちながらの走行=同じく前を見ていないので危険
▽携帯音楽プレーヤーを聴きながらの走行=自動車の接近に気づきにくい
▽車道の右側走行=自動車と衝突する危険が最も高い
■警察庁が呼びかけている「自転車安全利用の5則」
<1>自転車は、車道が原則、歩道は例外
<2>車道は左側を通行
<3>歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
<4>飲酒運転・2人乗り・並進の禁止。夜間はライトを点灯。交差点での信号順守と一時停止・安全確認
<5>子どもはヘルメットを着用
※引用
2011年10月20日 毎日新聞
「自転車:安全な乗り方は 歩道は徐行で歩行者に気配り、危ない並走・ながら走行」
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