「事故の悲惨さ知って」自転車事故遺族らが手記発行 千葉 2011年06月24日
千葉県内で自転車が関係する交通事故件数が高い割合で推移していることを受け、県交通安全協会連合会は、自転車事故による被害者や遺族らの悲しみ、難航する事故後の補償問題などをつづった手記を発行。夫を亡くした女性が事故当時、搬送先の病院で医師から自然死と植物状態のいずれかを選択するよう告げられて苦しんだたこと。高校生の娘を失った男性が事故後も裁判で約10年の月日を費やし、通常の生活が崩壊の危機にさらされたことなど、さまざまな体験談が紹介されています。
県警によると、県内の平成22年の交通事故件数は2万5914件で、このうち自転車が第1、第2当事者となった事故件数は6821件と25%以上。ここ数年、全体的に交通事故件数は減少傾向にあるが、自転車事故の割合は減らない状況が続いており、自転車の過失が大きい第1当事者となった事故は726件で、うち安全不確認と前方不注意だけで300件以上。
要因として、県警は乗車マナーの周知不足を指摘。音楽を聴いたり携帯電話を操作したりしながら自転車に乗るなど、高校生ら若者によるルール無視が招いた事故も少なくないとのこと。自転車といえども加害者となれば民事訴訟を起こされることもあり、最近は数千万円単位の賠償を命じられるケースが続き県警は「被害者としてだけでなく、加害者にもなりうることを理解し、自転車の乗車ルールを守ってほしい」と呼びかけています。
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※参照ニュース
2011年6月21日 MSN産経ニュース
「「事故の悲惨さ知って」自転車事故遺族らが手記発行 千葉」
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