自転車事故、子供と高齢者間のトラブルも 2010年11月09日
自転車が関係する事故が、ここ10年で急増。中でも、交通弱者の子供と高齢者による自転車同士の衝突でトラブルになるケースが出始めているとのこと。11月7日の毎日.jpからそんなケースのひとつをご紹介します。
2000年10月。当時11歳だった少年が自転車で道路の右側歩道を走行中、前にいた歩行者と駐車中の軽ワゴン車を避けようと車道側に出たところ、対抗してきた当時68歳の女性の自転車と衝突。女性は骨にひびが入って入院するという事故が起こりました。
少年の母親は、子供が事故の加害者になるとは思いも寄らず、損害賠償保険には入っていなかったとのこと。その後、母親は連日のお見舞いと、治療費の負担を行いましたが、女性側からは「見舞金」の請求がなされ、結局、大阪簡裁の民事調停に持ち込まれることになりました。
調停委員からは、子供と母親側に対して「自転車の通行は左側が原則なので、支払い義務がある」という指摘がなされ、治療費なども含め、計約80万円を支払うことに。母親は、「事故の補償は保険加入が義務づけられている車よりも解決が難しい。それを多くの人に知ってほしい」と訴えているそうです。
法律事務所ホームワンでは、今後もお客様への情報提供に努めてまいります。
※参照ニュース
2010年11月7日 毎日.jp
「自転車事故:子供が高齢者とぶつかり賠償金80万円」
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