【交通事故】聴覚障害者の交通事故被害 神奈川県警、通訳要請を放置

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【交通事故】聴覚障害者の交通事故被害 神奈川県警、通訳要請を放置

2011年08月23日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

7月11日午後、神奈川県中原区で、聴覚障害のある女性(48)=同区=が交通事故に巻きこまれた際、女性が県警の「メール110番」や現場の警察官に手話通訳者派遣を何度も要請したにもかかわらず、要請が放置されていたことが13日、分かった。聴覚や言語に障害がある人が事故などに巻き込まれた場合、県警の通訳センターが手話通訳を派遣するシステムがありながら、稼働しなかった。女性は事故直後、県警の「メール110番」に、計3回、「今、事故がありました。私は耳が聞こえません。手話通訳を派遣してください」と携帯から送信したが、「どうしましたか」という返信が来るだけで、手話通訳者は来なかった。現場に来た警察官にも、何度も手話通訳派遣を頼んだが、通訳は来なかった。取材に対し、中原署は「現場の警察官は手話通訳を派遣する制度を知らなかった」としたうえで「筆談と身ぶりでコミュニケーションは取れた」と説明している。一方、女性は「身ぶりで事故状況を説明しようとしたが、警察官が私の顔の前で手を振ったり、人さし指を口にあてて『しーっ』という身ぶりをした。圧迫を受け屈辱的だった。差別されたと感じた」としている。女性が所属するNPO法人「川崎市ろう者協会」が12日、聴覚障害者の知る権利や発言する権利が奪われ、人権を侵害したとして中原署に抗議文を提出。手話通訳派遣制度の周知徹底などを求めた。同署は「おわび申し上げる」と陳謝したが、県警通訳センターの対応も問題化しそうだ。

※参照
2011年8月14日 東京新聞 TOKYO web
「視覚障害者の交通事故被害 神奈川県警 通訳要請を放置」