文化放送『くにまるジャパン 極』に山田冬樹代表弁護士が出演/418回テーマ 「むちうちアレコレ」編

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文化放送『くにまるジャパン 極』に山田冬樹代表弁護士が出演/418回テーマ 「むちうちアレコレ」編

2017年03月28日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

代表の山田です。

今日のくにまるジャパンでは交通事故,「むち打ち」のお話をしてきました。交通事故の法律相談でも,この「むち打ち」に関連するものが一番多いです。
正式には,「むち打ち」は,「外傷性頚部症候群」や「頚椎捻挫」といったものをまとめて呼ぶ言葉です。「頚部」は首の部分,「頚椎」は首の骨,という意味なので,むち打ちは首の部分に関するトラブルということが分かります。

人間は,首から背中にかけ背骨が通っています。背骨は一本の骨ではなく,細かく見ると「脊椎」という,円盤状の骨が24個つながっています。そしてこの骨に沿って脊髄という中枢神経が走っています。脊髄からは全身に神経が伸びて,脊髄と神経のつながる部分を「神経根」と呼びます。
脊椎は,主に3つに分けることが出来て,腰のところが腰椎,胸の後ろが胸椎,そして首にあるのが「頚椎」です。
また,骨がバラバラにならないよう,バンドのように固定しているのが「靭帯」で,骨と骨が直接ぶつからないように入っているクッションのようなものが「椎間板」です。

むち打ちは,これらのパートのどこにダメージを受けたのかで症状が変わってきます。
一番軽いのは,首の筋肉や骨と骨を固定する靭帯が衝撃を受けた場合で,これは単なる捻挫で,普通は2,3ヶ月程度で治ります。
次に重いのは,神経の根っこの神経根,そして一番大変なのは脊髄が傷ついた場合です。しかし,通常「むち打ち」といわれるものは,靭帯か,神経根か,どちらかにダメージを受けた場合の2種類で,その部位により賠償金額も変わってきます。

賠償金額は,筋肉や靭帯の場合だと,治療中は痛かったり,不便な思いもしているので,その分の慰謝料は請求できますが,原則として後遺症はないので百万単位の金額になることはありません。
一方,神経根の場合は後遺症が認められる可能性があります。すると慰謝料も高くなりますし,原則10年間は労働能力も落ちるだろうということで,その分の補償金もでます。

ただ,神経根にダメージがあるかどうかの診断はなかなか難しく,レントゲンでは骨の異常くらいしかわからないので,さらに詳しく調べるとなるとMRI検査が不可欠です。
相手が30キロ,40キロでぶつかってきたような場合は,事故後すぐMRIを撮ることをお勧めします。事故後一ヶ月,二ヶ月経ってからMRIで異常が見つかっても,相手側は事故とは無関係の症状じゃないかと言ってくるからです。
MRIで異常がはっきりわかれば,ランク12級の後遺症で,裁判になれば慰謝料だけで290万円,さらに年収の14%分の補償が原則10年分認められます。

ただ,MRIも万能というわけではなく,神経根にダメージがあったとしても,わからない場合の方がむしろ多いです。
MRIでわからない場合は,神経根に異常があれば,首を無理に傾けると,肩,腕,手,指に痛みが走りますので,まずその検査をします。さらに手のしびれ,
感覚の麻痺,握力低下などの症状チェックを行ないます。
ただ,本人の自覚症状だけなので,後遺症として認めて貰えるかは,微妙なところで,認められてもランクは14級です。
はっきり証拠がある12級と比べて賠償額も3分の1か4分の1程度となってしまいます。

【出演情報】
◇日時
 毎週火曜 9:45~
◇放送局
 文化放送(関東エリア)
◇番組名
 『くにまるジャパン 極』
◇コーナー名
 「得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室」
◇418回テーマ
 「むちうちアレコレ」編
◇出演
 番組MC 野村邦丸さん
 番組パーソナリティ 鈴木純子さん
 法律事務所ホームワン 山田冬樹 代表弁護士